拡張子を表示する方法・変更する方法(Windows 11・10/Mac)
Windows 11・10 はエクスプローラーの「表示」から、Mac は Finder の設定から拡張子を表示できます。名前を変えて拡張子を変更する手順と、HEIC を .jpg に書き換えても JPEG にならない理由もまとめました。
拡張子が無い・分からないファイルを調べる
ファイルをドロップすると、拡張子ではなく中身のシグネチャから形式を判定します。正しい拡張子を付けて保存し直すこともできます。
ファイルはブラウザ内で読み取られ、どこにも送信されません。
「拡張子が無いファイルが届いた」という相談の多くは、実際には拡張子が付いているのに画面に出ていないだけです。Windows も macOS も、初期状態では既知の拡張子を隠します。開けない、種類が分からない、正しい拡張子を付け直したい、のどれであっても、まず拡張子を見えるようにするのが出発点です。
拡張子とは何か
拡張子は、ファイル名の最後にあるドットから右の部分です。見積書.pdf なら pdf、写真.heic なら heic がそれにあたります。
重要なのは、拡張子はファイル名の一部でしかないということです。中身とは別のもので、誰でも書き換えられます。それでも意味を持つのは、Windows と macOS が「どのアプリで開くか」をこの文字だけで決めているからです。だから拡張子が無いと何も起きず、間違っていると違うアプリが開こうとして失敗します。
Windows 11 で表示する
- エクスプローラーを開きます(タスクバーのフォルダのアイコン、または Windows キー + E)。
- 上部のツールバーにある「表示」をクリックします。
- メニューの一番下にある「表示」にカーソルを合わせます。
- 「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
設定はすべてのフォルダに反映され、次回以降も保たれます。同じメニューの「隠しファイル」にもチェックを入れると、.DS_Store のような普段は見えないファイルも表示されます。Thumbs.db はこれでは出てきません。隠し属性に加えてシステム属性が付いているので、フォルダーオプションの「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない」も外す必要があります。そもそも今の Windows が Thumbs.db を作るのは共有フォルダーだけなので、手元のフォルダーを探しても 1 つも無いのが普通です。
Windows 10 で表示する
- エクスプローラーを開きます。
- リボンの「表示」タブをクリックします。
- 右側にある「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
リボンが隠れている場合は、ウィンドウ右上の小さな山形のボタンで展開できます。Windows 8.1 も同じ手順です。
Mac で表示する
- Finder を最前面にします(デスクトップをクリック)。
- メニューバーの「Finder」→「設定」を選びます(macOS Monterey 以前は「環境設定」)。
- 「詳細」タブを開きます。
- 「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックを入れます。
1 つのファイルだけ確認したい場合は、そのファイルを選んで Command + I(情報を見る)でも拡張子込みの名前が見られます。
拡張子を変更する手順と、変えてよい場面
表示さえできていれば、変更は名前の変更と同じです。Windows なら F2、Mac なら Return キーで名前を編集し、ドットから右を書き換えます。Windows は「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります」と警告しますが、意図してやっているなら進めて構いません。
変えてよいのは、中身は正しいのに拡張子が間違っている・欠けている場合だけです。具体的には次のような場面です。
- メールで届いた添付が
ATT00001のように拡張子を落とされている。 - ダウンロードしたファイルに
.txtが余計に付いている(data.csv.txtなど)。 - 送信側が拡張子を書き換えて送ってきた(セキュリティ対策で
.zipを.zi_にするなど)。
逆に、形式を変換したいときに拡張子を書き換えても意味がありません。photo.heic を photo.jpg に変えても JPEG にはならず、開こうとしたアプリがエラーを出すだけです。変換はツールでやってください(HEIC はHEIC を JPEG に変換するツールで)。
拡張子を変えても中身は変わらない
ここが誤解されやすいところです。拡張子の変更で書き換わるのはファイル名だけで、中のバイト列には一切触れません。だから次の 2 つが同時に成り立ちます。
- 間違った拡張子を付けてもファイルは壊れない。正しい拡張子に戻せば元どおり開きます。
- 拡張子を変えても形式は変わらない。中身が HEIC のままなら、名前が .jpg でも JPEG として扱えません。
そして、この性質は悪用もされます。請求書.pdf.exe という名前のファイルは、拡張子が隠れていると 請求書.pdf にしか見えません。実体はプログラムです。拡張子を表示しておく実用的な理由の一つがこれです。
本当に拡張子が無いとき
表示設定を変えても拡張子が出ないなら、そのファイルには本当に拡張子がありません。メールシステムが落とした、Mac から送られたファイルが Windows で名前を失った、といった経緯が典型です。
この場合、名前からは何も分かりません。ほとんどのファイル形式は先頭に決まったバイト列(シグネチャ)を持っているので、そこを読めば正体が分かります。判定ツールにドロップすると中身から形式を判定し、そのまま正しい拡張子を付けて保存し直せます。ファイルはブラウザの外に出ません。
まとめ
- Windows も Mac も拡張子を初期状態で隠している。「拡張子が無い」の多くは見えていないだけ。
- Windows 11 はエクスプローラーの「表示」→「表示」→「ファイル名拡張子」。Windows 10 は「表示」タブ。Mac は Finder の設定の「詳細」。
- 拡張子を変えても中身は変わらない。壊れることもないが、形式が変わることもない。
- 変えてよいのは、中身は正しいのに拡張子が間違っている・欠けている場合だけ。
- 本当に拡張子が無いファイルは、中身から形式を判定できる。
よくある質問
iPhone や iPad でも表示できますか?
拡張子を変えたのに、まだ元のアプリで開こうとします。
この記事を書いた人
Ren
OpenedFile 開発者
OpenedFile を一人で作って運用しています。きっかけは、届いたメールの winmail.dat がどうやっても開けなかったこと。見つかるオンライン変換サービスはどれも「まずファイルをサーバーにアップロードしてください」というものばかりでした。それなら自分で書こうとTNEF パーサをフルスクラッチで実装し、以来このサイトのツールはすべてブラウザ内で完結しています。
OpenedFile について