Thumbs.db が削除できないときの対処 — 消してよいか・作らせない設定も

Thumbs.db は、フォルダをサムネイル表示したときに Windows のエクスプローラーが作る、小さなプレビュー画像のキャッシュです。あなたのファイルではなく、消して構わず、そして今は無い写真の縮小画像が入っていることがあります。

.db
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なぜ開けないのか

  • 文書ではありません。ダブルクリックすると「どのアプリで開くか」を聞かれるのは、開くためのアプリが存在しないからです。エクスプローラーがアイコンを描くときに直接読むだけのファイルです。
  • 画像ではなく入れ物です。中身は小さなデータベース(.doc や .msg と同じ複合ファイル形式)で、そのフォルダにかつてあった画像1枚ごとにサムネイルが入っています。画像ビューアは中を見る方法を知りません。
  • 消しても戻ってきます。次にそのフォルダをサムネイル表示すると、エクスプローラーが作り直します。Windows が今もこの形式を使うのはネットワーク上の共有フォルダとリムーバブルドライブです。

開き方

消す前に中身を見る

  1. 1 隠しファイルを表示します(エクスプローラー →「表示」→「隠しファイル」)。Thumbs.db は常に隠しファイルです。
  2. 2 このサイトの Thumbs.db ビューアにドロップします。エクスプローラーが記録した元のファイル名と日付つきで、サムネイルが一覧になります。
  3. 3 残したい画像があれば保存します(1枚ずつ、または ZIP)。それからファイルを削除します。

Thumbs.db が削除できないとき(「別のプログラムが使用中」)

  1. 1 そのフォルダを表示しているエクスプローラー自身がファイルを開いています。表示を「詳細」に切り替えるか、その窓を閉じます。
  2. 2 もう一度削除します。それでも拒否されたら、Thumbs.db を別のフォルダに移動してから消すか、再起動後に消します。
  3. 3 消す前に中身を確かめたいときは、上の「消す前に中身を見る」の手順でビューアに入れてください。

作らせないようにする

  1. 1 Windows 10/11 Pro なら gpedit.msc →「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「エクスプローラー」で、隠しファイル thumbs.db へのサムネイルのキャッシュをオフにする設定(英語名 "Turn off the caching of thumbnails in hidden thumbs.db files")を有効にします。
  2. 2 Home の場合は、HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\Explorer に DWORD 値 DisableThumbsDBOnNetworkFolders = 1 を作ります。
  3. 3 設定しても既存のファイルは消えません。一度手で消せば、以後は作られません。

なぜプライバシーの問題になるのか

元の写真を削除・移動しても、サムネイルは残ります。USB メモリ・ZIP・共有ドライブで人に渡すフォルダに Thumbs.db が入っていると、消したはずの写真が見えます。渡す前に中身を確認して、消してください。

Thumbs.db と thumbcache_*.db

Windows Vista 以降、ローカルのフォルダではユーザープロファイル内の thumbcache_*.db(別形式)が使われます。Thumbs.db が今も作られるのはネットワークフォルダとリムーバブルドライブで、会社のファイルサーバーで増え続けるのはそのためです。

よくある質問

Thumbs.db はウイルスですか?
違います。Windows のエクスプローラー自身が作ります。フォルダの画像が多いほど大きくなるので怪しく見えますが、キャッシュにすぎません。
Thumbs.db を消すと写真も消えますか?
消えません。写真は別のファイルです。Thumbs.db にはサムネイルを描くための小さな複製しか入っておらず、必要ならエクスプローラーが作り直します。
消してしまった写真を Thumbs.db から復元できますか?
サムネイルだけなら取り出せます。96×96 や 256×256 ピクセル程度なので、何の写真だったかは分かりますが、印刷や利用には足りません。このサイトのビューアで取り出せます。
画像が1枚も無いフォルダに Thumbs.db があるのはなぜ?
以前は画像があり、その後に削除か移動されたからです。キャッシュだけが残りました。まさにビューアで中身を確認すべきケースです。