LZH ファイルの開き方 — Windows 11 と Mac で .lzh を解凍する
.lzh(.lha)は、1990 年代から 2000 年代の日本で標準だった圧縮ツール LHA で作られた書庫です。今の Windows と Mac は標準では開けませんが、展開は簡単で、中身を実行しない限り危険もありません。
なぜ開けないのか
- Windows が対応をやめました。Windows 7 から Windows 10 バージョン 1607 までの日本語版には LZH の展開機能が標準で入っていましたが、2017 年のバージョン 1703(Creators Update)で削除され、今の Windows 10 / 11 ではダブルクリックしても開くアプリを聞かれるだけです(XP と Vista は Microsoft の無償アドオンが必要でした)。
- Mac は最初から対応していません。標準のアーカイブユーティリティが開けるのは ZIP や gzip などで、LZH は含まれません。
- 形式そのものが引退しました。2010 年に、Windows の LZH ツールの多くが使っていたライブラリ UNLHA32.DLL の作者が開発終了と LZH の使用中止を呼びかけました。ファイルは残っていますが、新しいツールは対応しません。
開き方
ブラウザで開く(インストール不要)
- 1 このサイトの LZH 解凍ツールに .lzh をドロップします。ファイルの一覧がすぐ出て、日本語のファイル名も正しく表示されます。
- 2 必要なファイルを 1 つずつ保存するか、「すべて ZIP で保存」でどの環境でも開ける ZIP にします。
- 3 ファイルはブラウザ内で読み取られ、送信されません。
Windows: 7-Zip・Lhaplus・Explzh
- 1 7-Zip(無料、7-zip.org)は LZH を開けます。ファイルを右クリック → 7-Zip → ここに展開。
- 2 Lhaplus と Explzh は日本の職場で昔から入っていることが多い解凍ソフトで、どちらも LZH と Shift_JIS のファイル名を扱えます。
- 3 ソフトを入れられない PC では、上のブラウザの方法を使ってください。
Mac: The Unarchiver
- 1 App Store から The Unarchiver(無料)を入れます。LZH を開け、日本語のファイル名も正しく読みます。
- 2 .lzh をダブルクリックします。アーカイブユーティリティで開いてしまうときは、右クリック →「このアプリケーションで開く」→ The Unarchiver。
ファイル名が化けることがある理由
LHA はファイル名を、DOS と Windows の時代の日本語の文字コードである Shift_JIS で書いています。UTF-8 を前提にするツールは、その名前を読めないか、黙って落とします。7-Zip・Lhaplus・Explzh・The Unarchiver・このサイトの解凍ツールは Shift_JIS の名前を正しく読みます。
新しく LZH で送らない
ZIP はどの環境にも入っていて、同じ中身を扱えます。2010 年の引退宣言のきっかけは、細工したヘッダがウイルス対策ソフトの検査をすり抜けるという実際の問題でした。届いた LZH を展開するのは問題ありませんが、新しく作って送るのは、受け取る側の手間を考えるとやめたほうがよいです。