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WebPの互換性問題とその解決策

ブラウザ、アプリ、OSでのWebP互換性の問題をトラブルシューティング。

はじめに

WebPはGoogleが開発した高効率な画像フォーマットですが、「ダウンロードしたWebP画像が開けない」「WebPファイルを編集ソフトに読み込めない」「メールに添付されたWebP画像が表示されない」といった互換性の問題に直面するユーザーは少なくありません。

この記事では、WebPの互換性に関する現状を整理し、ブラウザ、OS、アプリケーション、SNSプラットフォーム、メールクライアントそれぞれの対応状況を詳しく解説します。そして、よくある問題の具体的な解決方法を紹介します。

WebP互換性問題とは

WebPは2010年に登場した比較的新しいフォーマットです。JPG(1992年)やPNG(1996年)と比較すると歴史が浅く、すべてのソフトウェアやデバイスがネイティブ対応しているわけではありません。特に以下のような場面で互換性の問題が発生します。

  • Webサイトからダウンロードした画像がWebP形式で保存され、デスクトップアプリで開けない
  • Chrome上で「名前を付けて画像を保存」するとWebP形式になり、他のアプリで使えない
  • 古い画像編集ソフトがWebPを認識しない
  • メールやメッセージで送信したWebP画像を受信側が開けない
  • SNSへのWebP画像のアップロードがエラーになる

これらの問題は、WebPの技術的な欠陥ではなく、対応ソフトウェアの普及がまだ完全ではないことに起因しています。

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ポイント

WebPの互換性問題のほとんどは、JPGやPNGに変換することで解決できます。WebP変換ツールを使えば、ブラウザ内で安全に変換できます。

現在のブラウザ対応状況

Webブラウザにおいては、WebPのサポートはほぼ完了しています。2026年現在の対応状況は以下の通りです。

Google Chrome

Chrome 17(2012年)以降で完全サポートしています。WebPはGoogle自身が開発したフォーマットであるため、Chromeは最も早い段階から対応しています。非可逆、可逆、透過、アニメーションのすべての機能をサポートしています。

Mozilla Firefox

Firefox 65(2019年1月)以降で完全サポートしています。長い間WebPに対応していなかったFirefoxですが、現在はすべてのWebP機能を利用できます。

Apple Safari

Safari 14(2020年9月)以降で完全サポートしています。macOS Big Sur以降のmacOSおよびiOS 14以降のiOSで利用できます。それ以前のバージョンのSafariではWebPを表示できないため注意が必要です。

Microsoft Edge

EdgeはChromiumベースに移行したバージョン79以降(2020年1月)で完全サポートしています。旧EdgeHTML版でもバージョン18以降で対応していました。

全体として、世界のWebブラウザの97%以上がWebPをサポートしています。IE11が唯一の主要な非対応ブラウザでしたが、すでにサポートが終了しています。

OS別サポート状況

Windows

Windows 10(バージョン1809以降)はWebPをネイティブでサポートしています。Windowsフォトアプリでの表示、エクスプローラーでのサムネイル表示が可能です。Windows 11ではさらに広範なWebPサポートが組み込まれています。ただし、Windows 7や8ではネイティブサポートがなく、別途WebPコーデックのインストールが必要になる場合があります。

macOS

macOS Big Sur(2020年)以降でWebPのネイティブサポートが追加されました。プレビューアプリでの表示やQuick Lookでの確認が可能です。macOS Catalina以前のバージョンでは、サードパーティ製のアプリやプラグインが必要です。

Linux

主要なLinuxディストリビューションは、libwebpライブラリを通じてWebPをサポートしています。GNOME(Eye of GNOME)やKDE(Gwenview)などのデスクトップ環境の標準画像ビューアで表示可能です。パッケージマネージャからwebpパッケージをインストールすることで、追加のツールも利用できます。

iOS / iPadOS

iOS 14 / iPadOS 14以降でWebPをネイティブサポートしています。Safariでの表示、写真アプリでの表示が可能です。ただし、一部のサードパーティアプリでは対応が遅れている場合があります。

Android

Android 4.0以降で非可逆WebPを、Android 4.2以降で可逆・透過WebPをサポートしています。Androidは最も早い段階からWebPに対応しているOSの1つです。

アプリケーションの対応状況

デスクトップアプリケーションのWebP対応状況はさまざまです。

対応済みのアプリケーション

  • Adobe Photoshop:バージョン23.2(2022年)以降でネイティブ対応。それ以前のバージョンでは、Googleが提供するWebPプラグインのインストールが必要です。
  • GIMP:バージョン2.10以降でネイティブ対応。読み込みと書き出しの両方が可能。
  • Paint.NET:プラグインを追加することでWebPの読み書きに対応。
  • IrfanView:プラグインパックを導入することで対応。
  • XnView:ネイティブでWebPをサポート。

対応が限定的なアプリケーション

  • 古いバージョンのPhotoshop:CS6やCC 2019以前ではWebPを読み込めません。プラグインを導入するか、事前にJPG/PNGに変換する必要があります。
  • Microsoft Office:Word、Excel、PowerPointは比較的最近のバージョン(Microsoft 365)でWebPの挿入に対応しましたが、古いバージョンでは非対応です。
  • 一部のRAW現像ソフト:Lightroom ClassicはWebPの直接読み込みに対応していない場合があります。
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注意

古いバージョンのPhotoshop(CS6、CC 2019以前)やMicrosoft Officeでは、WebPファイルを直接開けません。事前にJPGやPNGに変換してから使用してください。

SNSプラットフォームの対応

SNSのWebP対応状況は改善されていますが、完全ではありません。

  • Twitter(X):WebP画像のアップロードに対応。ただし、内部的にJPGに再エンコードされる場合があります。
  • Facebook:WebPの表示には対応していますが、アップロード時の挙動はプラットフォームによって異なります。
  • Instagram:WebPの直接アップロードは対応が限定的です。JPGでのアップロードを推奨します。
  • LINE:WebP画像の送受信に対応しています。スタンプにもWebPが使用されています。
  • Discord:WebP画像のアップロードと表示に完全対応しています。

SNSへの投稿では、最大互換性を確保するためにJPGまたはPNG形式を使用するのが最も安全です。

メールクライアントの制限

メールにおけるWebPのサポートは、最も遅れている分野の1つです。

  • Gmail(Webブラウザ):WebP画像の表示に対応していますが、インライン表示される保証はありません。
  • Outlook:デスクトップ版Outlookでは、WebPの表示に対応していない場合があります。添付ファイルとしてダウンロードは可能ですが、プレビューが機能しないことがあります。
  • Apple Mail:macOS Big Sur以降では表示可能ですが、古いバージョンでは非対応です。
  • Thunderbird:比較的新しいバージョンではWebP表示に対応しています。

メールで画像を送信する場合は、受信者の環境を考慮してJPGまたはPNG形式で送ることを強く推奨します。WebP画像をメールで送る必要がある場合は、事前に変換してから添付しましょう。

よくある問題と解決法

ダウンロードしたWebP画像が開けない

Webサイトから画像をダウンロードしたところ、.webp拡張子で保存され、パソコンの画像ビューアで開けないケースです。

解決法

  • OSとアプリを最新バージョンに更新する(Windows 10以降、macOS Big Sur以降ならネイティブ対応)
  • OpenedFileのWebP変換ツールでJPGまたはPNGに変換する
  • WebP対応の画像ビューアをインストールする(IrfanView + プラグインなど)

Chromeで「名前を付けて画像を保存」するとWebPになる

Webサイト上の画像を右クリックして保存すると、元の形式に関わらずWebP形式で保存されることがあります。これは、Webサイトがpicture要素やContent-Typeヘッダーを使ってWebP形式で配信しているためです。

解決法

  • 保存後にWebP変換ツールでJPG/PNGに変換する
  • ブラウザ拡張機能を使ってJPG/PNGとして保存する設定にする
  • 画像のURLに直接アクセスし、URLの末尾を変更して元の形式を取得する(対応しているサイトの場合)

大量のWebPファイルを一括変換したい

フォルダ内に多数のWebPファイルがあり、すべてをJPGやPNGに変換したいケースです。

解決法

  • OpenedFileのWebP変換ツールは複数ファイルの一括変換に対応しています。複数のWebPファイルをドラッグ&ドロップするだけで、まとめて変換できます。
  • すべての処理はブラウザ内で行われるため、大量のファイルでもプライバシーの心配がありません。

おすすめ

WebPの互換性問題に直面したら、まずOpenedFileのWebP変換ツールでJPG/PNGに変換するのが最も簡単で安全な解決策です。ブラウザ内で処理が完結するため、プライバシーも守れます。

最大互換性のための変換

WebP画像を最大限の互換性が求められる場面で使用する場合、JPGまたはPNGに変換するのが最も確実な方法です。

OpenedFileのWebP変換ツールを使えば、ファイルをサーバーにアップロードすることなく、ブラウザ上で安全にWebPファイルを変換できます。クライアントサイド処理を採用しているため、個人的な写真やビジネス関連の画像も安心して変換できます。

変換時のポイントは以下の通りです。

  • 写真や複雑な画像:JPGに変換(品質85〜95%を推奨)
  • 透過が必要な画像:PNGに変換(アルファチャンネルを保持)
  • ロゴやテキスト画像:PNGに変換(シャープなエッジを維持)
  • 一般的な用途:JPGに変換(ファイルサイズと互換性のバランスが良い)

WebP互換性の今後

WebPの互換性は年々改善されています。今後の展望をまとめます。

  • ブラウザ:すでにほぼ100%の普及率を達成。今後の心配は不要です。
  • デスクトップアプリ:主要な画像編集ソフトは対応済み。古いバージョンのアプリを使い続けない限り、問題は減少していきます。
  • OS:Windows 10以降、macOS Big Sur以降でネイティブ対応。古いOSのシェアが低下するにつれ、問題は解消されます。
  • メール:最も対応が遅い分野ですが、徐々に改善されています。ただし、当面はメール添付にはJPG/PNGを推奨します。
  • 次世代フォーマット:AVIF(AV1 Image Format)など、さらに新しいフォーマットも登場しています。しかし、WebPは十分に普及しており、今後も長期にわたって使用されるでしょう。

まとめ

WebPの互換性は2026年現在、大幅に改善されています。主要なWebブラウザ、最新のOS、主要な画像編集ソフトのほとんどがWebPをサポートしています。しかし、古いソフトウェア、メールクライアント、一部のSNSプラットフォームではまだ完全な対応が行き届いていないのが現状です。

WebP画像の互換性問題に直面した場合は、OpenedFileのWebP変換ツールを活用して、JPGやPNGに安全に変換することで解決できます。ブラウザ内で処理が完結するため、プライバシーを心配する必要もありません。

WebPの長所を活かしつつ、互換性が求められる場面では適切に変換する。この使い分けが、現時点でのWebP活用のベストプラクティスです。

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